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“英語の達人への道 : Episode #54” 英文法 : 複数の形容詞で名詞を修飾する場合の順番は?

 

 

 

日本語では”きれいな赤い花”を”赤いきれいな花”のように形容詞の順番を入れ替えても、さほど違和感がありません。

 

しかし英語では複数の形容詞を名詞の前に並べるとき、それらの順番がルールに沿っていないとネイティブスピーカーは違和感を覚えます。

 

つまり英語の形容詞の並べ方には順番のルールが存在します。

 

もちろん絶対的なものではありませんが、順番通りに並べた方が自然な英語になります。

 

 

形容詞の意味とその役割

 

そもそも形容詞とは物事の性質や状態を表したり、その状態によって人やものを限定する役割があります。

 

例えば、「She is beautiful.」では、beautifulという形容詞がsheはbeautifulという状態を表しています。形容詞が動詞の後に置かれて補語的な役割を果す場合を叙述用法と呼びます。

 

また、「This is a white flower.」では 、whiteは名詞であるflowerの色を限定する役割を持っています。名詞の前に置かれ特定の名詞を修飾する場合を限定用法と呼びます。

 

 

形容詞の並べる順番

 

ところで上の例の限定用法では名詞を修飾する形容詞は1つでしたが、2つ以上の形容詞を使って名詞を修飾する場合の順番はどうすればよいでしょうか。

 

修飾する形容詞の順番には一定のルールがあります。並べる優先順位を図に示すと次のようになります。

 

 

 

 

1⃣ Opinion (主観:意見・評価)

「Opinion」は、”きれい” ”汚い” ”易しい” ”難しい”などの人の主観を表す形容詞です。

 interestingやtastyのように動詞が元になっている形容詞も含まれています。

 

      pretty(可愛らしい)、beautiful(美しい)、delicious(美味しい)

 

2⃣ Size (大きさ・長さ)

「Size」は、人や物の大きさや長さを表す形容詞です。

 

      big(大きい)、large(大きい)、little(小さい)、small(小さい)

 

3⃣ Age (年齢)

「Age」は、”新しい” ”古い” ”若い”のような人の年齢や物ができあがってからの年数を表す形容詞です。

 

      old(古い)、new(新しい)、young(若い)、antique(古来の)

 

4⃣ Shape (形状)

「Shape」は、”丸” ”三角” ”四角”などの物の形や輪郭のほか、”長い” ”短い” ”厚い” ”薄い”のような形状を表わします。

 

      round(丸い)、square(四角の)、rectangular(長方形の)、oval(卵型の)

 

5⃣ Color (色)

「Color」は色についての形容詞です。

”青” ”金”などの具体的な色や、”濃淡” ”明るさ” ”鮮やかさ”のような色の状態を表わします。

 

      white(白い)、black(黒い)、pale(淡い)、dark(濃い)、vivid(鮮やかな)

 

6⃣ Origin (出身)

「Origin」は、その人や物がどこからやって来たのか、起源を表す際に使われる形容詞です。

人種や国籍などのnationalityのほか、”東洋” ”西洋” などの地域などもこの形容詞に分類されます。

 

      Japanese(日本の)、Asian(アジアの)、oriental(東洋の)、European(西洋の)

 

7⃣ Material (素材)

「Material」は、修飾する名詞の素材を表す際に使われる形容詞です。その物が何でできているのか、何から作られた物なのかを表します。

 

      Metallic(金属の)、wooden(木製の)、cotton(木綿の)、paper(紙の)

 

8⃣ Purpose (目的)

「Purpose」は、それが何に使われる物なのか用途や目的を表す形容詞です。

動名詞(動詞+ing)や不定詞(to+動詞)のような、動詞から転じたものが多く使われます。

 

      wedding(結婚式用の)、walking(歩くための)、to stay young(若さを保つための)

 

 

形容詞の前には冠詞・数量が必須

 

形容詞を並べる順番を示しましたが、形容詞の前には指示詞・代名詞を含む冠詞(Article)や数量(Number)が必要です。

 

冠詞とは名詞とともに使われるaやtheのことで、またここでいう指示詞とは、”この” ”その” などを表すthisやtheseのような語のことで、代名詞はmyやtheirなどの所有格を指します。

 

  冠詞等(Article): a /an / the / that / those / your

  数量(Number): three / six / some

 

 

形容詞の順番の覚え方

 

巷ではこの順番を呪文のように語呂合わせとして覚える方法が有名です。

冠詞と数量と上の8つの形容詞の英語表記の頭文字を並べて次のように語呂合わせをすると簡単に覚えられます。意味はありません。

 

「AN OSAS COMP」 (アン・オサス・コムプ)

 

「AN OSAS COMP」の「A」はArticleの冠詞、「N」はNumberの数量を意味し、それ以降は上の8つの形容詞の頭文字を指します。

 

1つ目の「O」はOpinionで意見や評価を表す主観的な語です。そして2つ目Sizeから8つ目Purposeはすべて事実を表す客観的な語となります。

 

つまり形容詞を並べる順番の基本は主観 → 客観ということです。

 

「AN OSAS COMP」には「O」が2つあるので、どちらかわからなくなる可能性がありますが、形容詞の順番が主観 → 客観だと知っていれば、簡単に2つの「O」のOpinionとOriginの区別ができます。

 

「AN OSAS COMP」には「S」も2つのSizeとShapeあります。

この2つの「S」も形状より大きさが優先される大きさ → 形状というルールを覚えておけば、戸惑うことはありません。

 

 

実際に形容詞を並べてみよう!

 

「AN OSAS COMP」を憶えるために、実際の形容詞の順番を5つの例題で確認してみましょう。

 

 

例題1: 「日本人の」、「背の高い」、「3人の」→ 「男の子」

    → three tall young Japanese boys

 

例題2: 「大きな」、「木造の」、「新しい」、「私の」→ 「船」

    → my big new wooden ship

 

例題3: 「メッシュ素材の」、「ランニング用の」、「2足の」、「青い」→ 「靴」

    → two blue mesh running shoes

 

例題4: 「黒い」、「長い」、「彼女の」→ 「髪」

    → her long black hair

 

例題5: 「赤い」、「美しい」、「一本の」→ 「バラ」

    → a beautiful red rose

 

 

<今日のビジネスで使えることわざ>

“天は自ら助くる者を助く”

「God helps those who help themselves.」

 

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