外国人とアポイントメントを取る場合や、オンライン会議などの日程を決める時に次のような表現で相手から都合を聞かれることがあります。
Are you available next Friday?
次の金曜日のご都合は如何ですか?
この場合、次の金曜日はいつを意味しているのでしょうか?
ビジネスシシーンでは会議の日程を間違えてしまうことは大きな問題になってしまいます。
今回のEpisodeでは日本人が間違いやすい英語表現のひとつ「next *曜日」の表現についてご紹介します。
「Next Friday」はいつの金曜日を表すのか?
基本的に英語では「next Friday」は次週のFridayを意味しています。
アメリカの暦は日曜日(イギリスやヨーロッパ諸国は月曜日)からスタートして土曜日までが一週間の区切りとなりますが、その週の中で話をしていた場合は「next Friday」は次の週の金曜日を意味します。
日本人の多くが「next Friday」を「次の金曜日」と日本語的に理解してしまうため、例えば週初めの月曜日に「next Friday」と考えると今週の金曜日と勘違いする人も多いと思います。
「next Friday」は次の週の金曜日と理解しておきましょう。
それでは今週の金曜日はなんと言うのか?
「next Friday」が来週の金曜日とは理解できましたが、それでは今週の金曜日はなんと言うのでしょうか?
今週の金曜日を言いたい場合は「this Friday」がとなります。
Are you available this Friday?
また別の表現として「this coming Friday」とも表現します。
相手とのミスコミュニケーションを防ぐためには?
「next Friday」と「this (coming) Friday」についてご理解頂けたと思います。
この「next *曜日」の表現は日本人ばかりでなくネイティブも混乱することもあり、ビジネスシーンでミスコミュニケーションを防ぐベストな方法は日付を具体的に確認することです。
A: Are you available next Friday?
B: Do you mean next Friday the 24th ?
または、 Is it on Friday the 24th?
この様なやり取りをすればアポイントの日程を間違えることはありません。
「Last」も同じ解釈です!
「last」の使い方についても「next」と同じ理解となります。
例えば、「last Wednesday」は先週の水曜日の意味となりますので、ある週の土曜日に「last Wednesday」という場合は先週の水曜日を意味します。
今週の水曜日を表したい場合は 「next」 の場合同様に、「this Wednesday」や「on Wednesday this week」の表現を使い間違わないよう区別します。
さらに、季節を表すSpring/Summer/Fall, Autumn/Winterも同様で、「last Spring」は昨年の春を意味します。
例えば、10月頃に「last Spring」と言った場合には昨年の春を意味し、今年の春は「this Spring」で表現します。
今回のEpisodeでは日本人が間違いやすい英語表現のひとつとして「next *曜日」の表現についてご紹介しましが、お互いにミスコミュニケーションを防ぐ重要なポイントは、曖昧な理解の場合は躊躇なく相手に聞き直して確認することです。
Don’t hesitate to ask anytime, if there’s anything you dont’t understand clearly.
<今日のビジネスで使えることわざ>
“十人十色”
「So many men, so many minds.」
JT