そして普段からシチュエーションに合った英語フィラーを発生練習することにより無意識に使えるようになってきます。
英語での会話中に自分が言いたい単語やフレーズが口から出て来ず、無意識に「あのー」「えーっと」「なんていうか」などの日本語が出てきてしまうことありますか?
これらのつなぎの言葉は「filler(フィラー)」と呼ばれています。
日本語フィラーはネイティブスピーカーには意味が解らないので会話中に違和感を持たれてしまいます。これら日本語フィラーを取り除き、英語フィラーを使うことで会話がより自然となり流暢さも増してきます。
今回のEpisodeではそんな便利な英語のフィラーをご紹介します。
フィラーを使うメリット
ネイティブスピーカーの会話を聞いていると休むことなくひたすら話しているように聞こえませんか?
二人の会話の例文です。
A: How did you like the movie?
B: Well, that movie was, uh… not bad, I mean, um…, like…, that was unique, you know…, anyway, I enjoyed it.
この例文では、「well」「uh」「I mean」「like」「you know」「anyway」がすべてフィラーで、これらフィラーを上手く活用して文章が途切れないように話をしているのです。
フィラーは沈黙を回避するためのひとつの手段ではありますが、さらに次のようなメリットもあります。
1⃣ 会話中に考える時間ができる
実際にフィラーで稼げる時間は微々たるものですが、フィラーを使いながら次に何を話すか考える時間を稼ぐことができます。
2⃣ 英会話を流暢に話すことができる
会話を途切れさせずに流暢に話すことができるため、相手が話を聞いてくれる態度になります。
3⃣ 次の会話の内容を示す手がかりになる
To be honest(正直なところ) In fact(実際は) By the way(ところで)などにより、次の会話の方向性を相手に示すことができます。
英会話でよく使われるフィラー
英会話で実際に使われるフィラーについて、【初級編】【中級編】【上級編】の3つのカテゴリーに分けて代表的なものをご紹介します。
【初級編】
Umm / Um : 「うーん」「あのー」
疑いや迷いの気持ちを表す時、答え方がわからない時やためらっている時に使えます。
Well : 「うーん」「そうね」
驚きや疑いの気持ちを表したり、要件を切り出すときに用います。
Hmm : 「ふむ」
何かを決める前につぶやける表現です。
like : 「その…」「あんな感じ」「みたいな」
ネイティブ文頭でも文中でもが良く使う表現です。
【中級編】
you know : 「ほら」「あれよ」
このフィラーはネイティブが頻繁に使います。
聞き手が既に知っている事実を「あなたも知っている通りだよ」と共有する時に使います。
カジュアルなフレーズなのでフォーマルな場では使うのを避けた方が無難です。
I mean : 「つまり」「えーと」
このフィラーもネイティブが頻繁に使います。
自分が感じたこと、考えていることを強調する際に使います。
また意味なく「えーと」という感じでも使われます。
カジュアルな表現なのでフォーマルな場面ではあまり使わない方がよいフィラーです。
So : 「だから」「ということで」
それまで話していたことをまとめる言い方で後に続く文章は大体結論となります。
Actually, : 「実は」
聞き手が予期していない場合や気が変わったことを伝える時に使えます。
Anyway : 「とにかく」「いずれにせよ」
話がよく脱線して戻ってくるとき、仕切る直すとき、話をまとめる時に使えます。
【上級編】
Let me see : 「えーと」
ネイティブが頻繁に使うフィラーのひとつです。
次の言葉が浮かばない時の時間稼ぎに使い「ちょっとお待ちください」の意味合いも含まれます。
kind of / sort of : 「みたいな」
断定を避ける時に使えます。「like」と似ています。
What is it called? : 「あれ、何て言うんだっけ?」
Let me seeと合わせて使えるフィラーです。
How should I put it? : 「どう言ったらいいのかな?」
言葉を選んでいる時や適切な表現を探している時に使える表現です。
基本的に欧米のネイティブスピーカーは会話中に発生する沈黙が大の苦手で、様々なフィラーを頻繁に使って沈黙を埋めています。
ちなみに彼らの沈黙の最大許容時間は”5秒”という説もあり日本人と比較して非常に短いのです。
シチュエーションにそぐわないフィラーの使用はお勧めできませんが、フィラーを上手に活用して沈黙時間を作らず円滑なコミュニケーションを図りましょう。
フィラー習得の第一歩は、自分の会話を録音して会話中にどんなフィラーを使用しているか自覚することです。日本語フィラーを無意識に多用しているようであれば意識して使わないよう努力してください。
そして普段からシチュエーションに合った英語フィラーを発生練習することにより無意識に使えるようになってきます。
<今日のビジネスで使えることわざ>
“百聞は一見に如かず”
「Seeing is beleiving.」
JT
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