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JT

“英語の達人への道 : Episode #50” ボキャブラリー: 「Xmas」、「X-mas」、「X’mas」は正しい表記?

 

 

 

12月となり、もうすぐ楽しいクリスマス!

街にはクリスマスツリーが置かれ、様々な色のイルミネーションが点滅し、クリスマスソングも流れ、まさにクリスマスムード一色となっています。 

 

ところでクリスマスの正式な綴りは「Cristmas」ですが、街中では「Xmas」「X’mas」「X-mas」などの表記も見かけます。

 

これらはすべて正しい表記なのでしょうか? 

 

 

 

ところでクリスマスは何の祝祭かご存じですか? 

 

クリスマスを英語で書くと「Cristmas」ですが、「Crist」はキリスト、「mas」はミサ・礼拝を表し、「キリストの降誕祭」を表す言葉となりました。

 

新約聖書では、イエス・キリストの生誕については「ユダヤの町ベツレヘムの馬小屋で生まれた」とだけ記載されていて、具体的にいつ生まれたかは書かれていません。

これは古代キリスト教ではキリストが誕生した日よりも、「十字架に架けられたキリストが復活した日」が重要視されているためです。

 

そのため現在でもクリスマスは「キリストの誕生日」ではなく、「キリストの降誕をお祝いする日」ということになります。

 

クリスマスがいつごろから始まったのか正確には分かっていませんが、一説によると2~4世紀ごろから始まったと言われています。

 

当時ヨーロッパを支配していたのはローマ帝国ですが、その頃キリスト教はまだ定着しておらず、太陽神を信仰する「ミトラス教」が広く普及していました。

 

このミトラス教では1年で最も昼間が短くなる冬至を境に太陽の力が強まっていくことを祝い、「光の祭り」という行事が行われていました。この「光の祭り」が行われていたのが12月25日でした。

 

そこでキリスト教会は聖書に救主を光(太陽)とする記述があることを理由に、太陽の復活はキリストの復活であるとして12月25日をキリストの降誕日と設定しました。

 

その後ローマ帝国の土着の祭りやゲルマン民族の祭りなど、さまざまな土着信仰を吸収しながら現在に続くクリスマスに至っているようです。

 

 

 

なぜ「Xmas」となるのか?

 

この時期になると店頭では「Merry Xmas」や「Xmas Sale」と書かれたチラシやポスターをよく見かけます。そのまま読むと「エックスマス」となってしまいます。

 

実はこの「Xmas」も「Cristmas」の正し表現のひとつとして世界中で使われています。

また、アメリカでは「X-mas」という表現も使われています。

 

つまり「X」=「Crist」、キリストを意味しています。

アルファベットの「X」は十字架を表していて、この言葉自体がキリストを表わすものとして認識されています。

 

そもそもアルファベットの「X」がキリストを示すことになったのはギリシャ語が語源です。

ギリシャ語で「X」は「キリスト」を意味する「Χριστός(クリストス)」の頭文字を取ったものでした。

 

そのため「X」はキリスト教徒にとっては特別なアルファベットでした。特に識字率の低かった大昔には「X」の一文字でキリストを表すことができ都合が良かったわけです。

 

しかし最近ではキリストを「X」の一文字で表すのは失礼だと感じる人たちが増え否定的に捉えているため、「Xmas」の表現でなく「Cristmas」を使うのが一般的となっています。

 

 

 

「X’mas」は正しくない和製英語

 

ところで日本では「X’mas」が頻繁に使われていますがこれは間違った表記です。

もちろん海外では使われていません。

 

この由来は定かではありませんが、日本人は「I am」「I’m」のように短縮形を作るときにアポストロフィを右肩に付けると英語の授業で教えられています。

 

そのため「Xmas」を「Chirstmas」の短縮形と勘違いした日本人により、アポストロフィがあと付けした新たな表現「X’mas」が誕生したのではないかと想像しています。そしてそれがそのまま日本では定着したのではないかと思います。

 

これはまさに和製英語です。

 

 

 

ビジネスシーンでは「Merry Christmas」の挨拶はタブー!

 

海外のキリスト教徒の友人にクリスマスカードを送ることもあると思いますが、くれぐれも「X’mas」の間違った表記を使わないようにしましょう。

 

また相手への配慮の意味も込めて「Xmas」ではなく、「Merry Christmas」を使いましょう。

 

ところで、様々な人種や宗教が共存しているアメリカでは、宗教に関する行事を押し付けるような挨拶や表現を使うことに対して非常に敏感になっています。キリスト教徒のお祝いであるクリスマスも例外でなく、キリスト教以外を信仰する人たちへの配慮が必要です。

 

特に初対面の人や相手の宗教が定かでない場合や、社会情勢に機敏なビジネスシーンや顧客に対しては「Merry Christmas」の代わりに「Happy Holidays」を使用することが一般的です。

 

また、アメリカでは12月になるとユダヤ教の祭り「Hanukkah(ハヌカー)」やアフリカ系アメリカ人の祭り「Kwanzaa(クワンザ)」など、クリスマス以外の祝祭日もあるので、それら宗教や文化的な背景に捉われることなく表現できる「Happy Holidays」を使うのが最も無難です。

 

そのためクリスマスカードを送る際には「Happy Holidays」、「Season’s Greeting」という表現がよく使われます。

 

 

Happy Holidays & Happy new year!

素敵なクリスマスをお過ごしください!

 

 

<今日のビジネスで使えることわざ>

“クリスマスは年に1度、大いに楽しもう”

「Cristmas comes but once a year.」

 

JT

 

 

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