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“英語の達人への道 : Episode #62” ビジネス英語必須イディオム(慣用句):ネイティブが使う表現 ②

 

 

今回のEpisodeは前回に引き続きビジネスシシーンで良く使われるイディオムの第二弾、使えるようになるとネイティブに一歩近づける厳選イディオム15をご紹介します。

 

 

ビジネスシーンで使われるイディオム 15選

 

1⃣ Hands are tied

直訳では「手が縛られている」ということですが、「助けてあげたいけど、状況的、または立場上、またはルールがあるからそれは出来ない」という意味の決まり文句です。

 

I wish I could help you, but my hands are tied.

力を貸してあげたいけど、どうにもできない。

 

2⃣⃣ in black and white

「書面で」「文書で」という意味で、書面は白い紙に黒いインクで書いたり印刷したりするので、このイディオムの語源となりました。

ビジネス契約は口約束でなく書面で交わしますのでその時によく使われます。

 

日本では「白黒」の順番ですが、英語では「黒白」となります。

 

I won’t believe it until I see it in black and white.

書面でそれを見るまでは私は信じません。

 

3⃣ Jump on the bandwagon

「時流に乗る」という意味です。

 

直訳は「楽隊者に飛び乗る」となりますが、18世紀のアメリカでは、政治集会会場に向かうパレードで楽隊車 「Bandwagon」 が先頭を進み聴衆の人々がそれに続いていった様子の比喩表現として生まれたイディオムです。

 

You should make a decision yourself instead of jumping on the bandwagon easily.

簡単に時流に乗るのではなく、自分自身で決断すべきです。

 

4⃣⃣ Think outside the box

「形にとらわれないで考える」「既成概念にとらわれないで考える」という意味です。

 

直訳すると「箱の外を考える」となりますが、箱とは既成概念、枠組みを表していてその外側を柔軟な発想で考えるということです。

 

It’s important to think outside the box when it comes to new projects.

新しいプロジェクトになると、形にとらわれずに考えることが大切です。

 

5⃣ the elephant in the room

「見て見ぬふりをしている大きな問題」「誰も口にしない重要な事柄」の意味を表すイディオムです。

 

直訳すると「部屋の中の象」ですが、部屋の中に大きな象がいれば誰もがその存在に気が付きますが、このイディオムは大きな象が部屋にいないように振舞っている状況表しています。

 

It is time to face the elephant in the room.

見て見ぬふりをしている問題に向き合う時です。

 

6⃣ The ball is in one’s court

「あなた次第」「あなたが決める番」という意味のイディオムです。

 

このイディオムの語源はテニスに由来していて、ボールが相手のコートにあるときはボールを打つのは相手です。

 

転じて「事の成り行きは相手次第」「次の状況は相手が決める」という状況を意味するイディオムになりました。

 

I’ve helped you in every way. There is nothing I can do about it. The ball is in your court.

あなたを色々助けてあげたしもう何も出来ることはない。あなた次第です。

 

7⃣ Up to speed

直訳すると「そのスピードに至るまでに」となりますが、これが転じて2つの意味があります。

 

1つ目は、仕事や作業について up to speed というと、「期待どおりの調子」「標準に達成している」という意味になります。

 

2つ目は、何かの話題について up to speed というと、「その話題について最新の情報に通じている」という意味になります。

 

By now, our political leaders are up to speed.

我々の政治家は今のところ期待どおりだ。

 

We are up to speed on the facts.

私たちはその事実について最新情報に通じている。

 

8⃣⃣ Bottom line

「結論」「要点」という意味のイディオムです。

 

直訳すると「一番下の行」となりますが、ビジネスで使われる場合は決算収支報告書の事を意味しており、その決算表の最下部に損益や収支決算などの重要なポイントが書かれているため、bottom line に話の結論や要点を表す意味が生まれました。

 

「The bottom line is that ~」という形で使われ、「要は」「結論として」という形が一般的です。

 

The bottom line is that we need to come up with a solution by tomorrow.

結論から、明日までに解決策を考える必要があります。

 

9⃣ Seal the deal

「契約を結ぶ」という意味で、ビジネス上で取り交わす契約が確定することを意味します。

 

また「ある案件を受注する」という意味でも使われます。

 

「seal」とは中世のヨーロッパで王や貴族が封書する時に蝋に紋章を刻印したことが転じて、印鑑の事を「seal」と呼ぶようになりました。

 

会社印は「corporete seal」と呼ばれます。最近では日本のハンコは「hanko」でも通じますが、一般的には「seal」です。

 

You will seal the deal by signing the contract.

その契約書にサインをして契約を結びます。

 

1⃣0⃣ On the right track

「順調に行っている」「上手くいっている」の意味で、方向性として正しく順調に行っている時に使うイディオムです。

 

Trackは車や船の通路や航路を表していて、目的地に向かって正しい道の上を進んでいる状況を意味しています。

 

逆の表現の on the wrong track は「間違った方向にいく」 「進捗状況が悪い」の意味で使えます。

 

Our corporate policy is on the right track, isn’t it?

わが社の方針は間違っていませんよね?

 

1⃣1⃣ Learn the ropes

「コツを覚える」という意味です。

 

語源は新入りの船乗りがロープの結び方を学んで仕事を学んでいくことにちなんで、このイディオムはコツを覚えて一人前になることを意味しています。

 

It took me a month to learn the ropes.

その仕事のコツを学ぶのに1ヶ月掛かった。

 

1⃣2⃣ meet someone halfway

「harfway」は中間という意味で、直訳すると「中間で誰かと会う」という意味ですが、ビジネスシーンの交渉事や話し合いなどで使われる場合には「~と歩み寄る」「~ど妥協する」という意味になります。

 

He would never meet me halfway.

彼は絶対に私に妥協してくれない。

 

1⃣3⃣ start over from scratch

「一からからやり直す」「最初からやり直す」という意味です。

 

「start over」は「やり直す」という意味で、「scratch」は「ひっかき傷」ですので、直訳すると「ひっかき傷からやり直す」という意味になります。

 

「from scratch」は「一から」「最初から」という意味になりますが、この語源はスポーツ競技から来ていると言われています。

 

陸上競技などの競技を行う際には地面にスタート地点を示すためにラインを引きます。この線が「scratch」で、物事を「一から」「最初から」という意味に使われるようになりました。

 

If this doesn’t work, I will start over from scratch.

これが上手くいかなかったら、最初からやり直します。

 

1⃣4⃣ Cut corners

「手抜きをする」「(時間や労力を)節約する」という意味です。

 

この言葉の語源は、台車を引いている馬が角を曲がる際に車道をはみ出て斜めに曲がる様子から、「近道をする」や「手を抜く」の意味となりました。

 

ビジネスシーンでは物事を早く済ませるために、安全で確実な方法を取らないことえを指して使われます。

 

The construction got done earlier than scheduled. I hope they didn’t cut corners.

その工事は予定より早く完了したけど、手抜き工事じゃないことを祈ります。

 

1⃣5⃣ Read between the lines

直訳は「行間を読む」ですので、このイディオムの意味は「発言の真意を理解する」「察する」という意味になります。

 

日本語に似たフレーズで「空気を読む」がありますが、これはその場の雰囲気を察することですが、「read between the lines」はあくまでも対象としている相手の発言や文章の意図や真意を汲み取るという意味で、日本語の「空気を読む」とは多少ニュアンスが異なります。

 

Although she didn’t say that straight, you should read between the lines.

彼女はそのことをはっきり言っていないけど、あなたはその真意を理解しないといけない。

 

 

<今日のビジネスで使えることわざ>

“悪事千里を走る”

Bad news travels fast.」

 

JT

 

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