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“英語の達人への道 : Episode #35” 「新型コロナウイルス感染症」と「和製英語」 ① : 一般編

 

 

新型コロナウイルス感染症で使われている「カタカナ英語」は「和製英語」か?

 

現在日本では新型コロナウイルス感染症の第7波の真っただ中にいます。

これは感染力の強いオミクロン株の派生型「BA.5」の広がりが急拡大の要因と言われています。

ところで2019年12月に中国武漢で原因不明の肺炎患者が発生して以来、世界中に感染拡大してパンデミックを引き起こしてきました。それ以降新型コロナウイルス感染症に関連したこれまで聞きなれない「カタカナ英語」が日本で使われてきました。

 

今回のEpisodeではこれらの言葉がネイティブの外国人に伝わるのか、それとも全く通じない日本独自の和製英語なのか、2回のEpisodeに分けて検証したいと思います。

 

 

1⃣ 「コロナウイルス」

 

「コロナウイルス」は英語では「Coronavirus」と言いますが、「新型コロナウイルス」は英語では「Novel coronavirus」と言います。「Novel」は”新しい種類の”、”新型の”といった意味でよく使われる言葉です。

コロナウイルス自体はこれまでにも存在していましたが、2019年に中国を起源として発見されたコロナウイルスは新種のものでした。

 

そのため「新型コロナウイルス感染症」の英語の正式名称は「Coronavirus Disease-2019」と呼ばれ、世界ではその省略形である「COVID-19」が使われています。 

 

ではなぜこのウイルスが「Coronavirus」という名前かというと、表面にある無数の突起が corona、つまり「王冠」や「太陽の周りの光の輪」を想起するところから 「Coronavirus」 と呼ばれるようになったようです。

 

ちなみに感染症の病原体の「virus」ですが、ドイツ語発音では「ビールス」、ラテン語では「ウイルス」、英語では「バイラス」と読みますが、日本の医学界は明治以来ドイツの影響を強く受けていることもあり、過去には「ビールス」が主流でしたが、昭和30年代以降に医学学会で「ウイルス」という表記が一般的になったという経緯があるようです。

 

 

2⃣ 「ソーシャル ディスタンス」

 

新型コロナウィルスの感染防止のために自分と他人との間に物理的な距離を取りましょうという意味での「ソーシャル ディスタンス」、これは正しい英語ではありません。

 

その意味での正しい英語表現は「ソーシャル ディスタンシング:Social distancing」が正しい表現ですので、「ソーシャル ディスタンス」は和製英語となります。

 

しかし、英語での「ソーシャル ディスタンス」の本来の意味は、異なる人種、民族、階級間に存在する概念的な距離や隔たりなどの社会的距離を示すので、使う際には注意が必要です。

 

 

3⃣ 「クラスタ」

 

辞書によると「cluster」とは、「同種の物・人の集まり、集団、群れ」とありますが、日本で使われている「集団で小規模な集団感染」という意味はありません。

ですので英語では正しい表現ではありません。

これは和製英語です。

 

例えば、7人の感染者が出た場合は「There are 7 cases.」と言う事の方が多い様です。

また集団感染を表す場合は「outbreak」または「一定地域内での感染拡大」は 「epidemic」と表現する事が多いです。

 

 

4⃣ 「オーバーシュート」

 

コロナ患者の爆発的急増という意味で「オーバーシュート」という言葉が2020年3月に東京都小池知事のプレスカンファレンスの中で使われました。

overshoot」とは“行き過ぎる”、“的を上に大きく外す”、“超過する”という意味で、主に金融市場や統計で使われる言葉です。

これは和製英語です。

 

海外メディアは小池都知事のこの「オーバーシュート」の発言に「explosive outbreak」や、「explosive rise/spike in case」などの表現を使って記事にしていました。

 

 

 

5⃣ 「ロックダウン」

 

同じく2020年3月の小池都知事の発言の中で、「都市封鎖、いわゆるロックダウンなどの強力な措置を取らざる得ない状況がでてくる」と発言しました。

東京オリンピック開催を目前に控えた重要な局面でしたので、この言葉は世界中に駆け巡りました。

 

まず、「lockdown」には2つの意味があります。

1 都市封鎖:(武漢が行ったような)都市自体を封鎖して人や物の流れを遮断すること
2 外出制限:(ヨーロッパやアメリカが行った)基本外出禁止(外出制限)

これは正しい英語表現です。

 

ロックダウンは「lock down」という2語ではなく,「lockdown」で1つの単語を使います。

 

London is under/on lockdown.」 (ロンドンは隔離状態) のようにon/underが前置詞として使われます。

 

 

 

<今日のビジネスで使えることわざ>

“二兎を追う者は一兎をも得ず”

「If you chase two rabbits, you will not catch either.」

 

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