前回のEpisodeではアメリカ英語とイギリス英語の文法の違いについて説明しましたが、今回は発音の違いについてです。
アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い
イギリス英語とアメリカ英語の発音で最も大きな違いは 「母音(特にaとoの発音)」、「r」の発音、「t」の発音になります。
- 母音の違い:「a」の発音
イギリス英語では「アー」の発音に近く、アメリカ英語では「エ」に近い発音になります。
「grass」(草)という単語はイギリス英語では「グラース」、アメリカ英語では「グレス」に近い発音になります。
- 母音の違い:「o」の発音
イギリス英語では「オ」の発音に近く、アメリカ英語では「アー」の発音に近くなります。
「dog」(犬)という単語はイギリス英語では「ドッグ」、アメリカ英語では「ダーグ」になります。
- 子音の違い:「r」の発音
日本人にとって発音の難しいとされる「r」ですが、「car」(車)という発音はイギリス英語では「カー」となり単語の最後にある場合ははっきり発音しないという特徴があります。
アメリカ英語では「r」をしっかりと発音する必要がありますが、非常にカタカナで表現が難しい発音になります。
- 子音の違い:「t」の発音
イギリス英語とアメリカ英語での「t」の発音は同じですが、単語の中に含まれている場合に違いが生じます。
例えば「water」(水)はイギリス英語で「ウォーター」と発音しますが、アメリカ英語では「ワーラ」に近い発音になります。
一定の法則に当てはまらない単語発音
これらの単語以外にも一定の法則に当てはまらない大きな違いを持つ単語もあります。
「often」(しばしば) : イギリス英語は「オフトゥン」、アメリカ英語は「オーフン」
「schedule」(スケジュール): イギリス英語「シェジュール」、アメリカ英語「スケジュール」
「tomato」(トマト) : イギリス英語「タマァトゥ」、アメリカ英語「タメイトゥ」
「vitamin」(ビタミン) : イギリス英語「ヴィタミン」、アメリカ英語「ヴァイタミン」
単語によってはイギリス英語に日本人の発音している発音に近い単語が多いことに気づきます。
これ以外にもアメリカ英語とイギリス英語の発音の違いはありますが、もっと詳しく発音の違いを勉強したい方、下記の英語系YouTuberの”だいじろーDijiro”さんの”アメリカ発音とイギリス発音の違い7選”を参考にして見て下さい。
次回Episodeは「アメリカ英語 vs イギリス英語」第6話 完結Episodeです。
それでは結局、私たちはどちらの英語を勉強したら良いのか、私なりの意見を述べたいと思います。
<今日のビジネスで使えることわざ>
“捕らぬ狸の皮算用”
「Don’t count your chickens before they are hatched.」
JT